iPhoneのバッテリーでよくみられる不具合
どのような種類の電池やバッテリーも寿命がある消耗品です。
iPhoneで一般的に使われているリチウムイオンバッテリーの寿命は、500回のフル充電サイクル(フル充電から放電)がひとつの目安とされています。つまり1日でスマートフォンの電池がなくなり充電する人であれば、1年半ほどで寿命を迎えることになります。
とはいえ500回の充電サイクルで急に使えなくなるわけではありません。
バッテリーは充放電を繰り返しているうちに徐々に劣化して、さまざまな症状として表れてきます。少しづつiPhoneの使い勝手に
悪影響を与えていくのですが、「500回程度の充放電によって劣化したiPhoneのバッテリーは、iPhoneを快適に使用するための性能が損なわれている」ということです。バッテリー劣化の進み方は使い方や気温などに左右されるため一概には言えませんが、電池交換のタイミングの一つ目安が「1年半」となります。バッテリー劣化で発生する以下のような症状が当てはまる方は、バッテリーを交換することで使い勝手が改善します。
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電池の減りが早くなった
リチウムイオンバッテリーは充放電を繰り返すことにより徐々に充電できる最大容量が減少していきます。 同じフル充電であっても、購入当初と比べると充電されている電力が少なくなってくるのです。そのため当初は家に帰るまで電池が残っていたのに、最近は夕方には電池がなくなってしまうというようなことが起きます。 iPhoneの設定画面で「バッテリー」>「バッテリーの状態」を見ると「最大容量 85%」などと表示されています。これは、新品の時のバッテリーの最大容量を100%としたときの、現在の容量を示しています。 経験的には、最大容量が90%(当初から10%低下)になったあたりから「電池の減りが早くなった」と感じる人が増え始め、80%を切るくらいになると多くの方が不満を持つように感じます。この数値も参考にしながら、「電池の減りが早くなった」と感じるようであれば、新しいバッテリーへの交換をご検討ください。
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アプリが落ちる、シャットダウンする、動作が遅い
バッテリーは劣化すると最大容量だけでなく、バッテリーが瞬間的に供給できる電力を指すピーク電力も低下していきます。そうすると重たいアプリの起動時など、不可が一時的に大きくなる時に必要な電力が足りず、アプリが落ちたり動作が遅くなる場合があります。 また、iOSではシステムが安定動作するように電力供給をコントロールしていますが、バッテリーの能力が不足して安定動作が困難な場合、電子部品を保護するためにシステムをシャットダウンします。また、そのようなシャットダウンが起きると、iOSでは再発しにくくするようにパフォーマンスを落とすことがあります。(具体的には動作を遅くすることにより、必要な電力を下げるようになります。) iPhone設定画面の「バッテリーの状態」で最大容量の下にある「ピークパフォーマンス性能」で現在のiPhoneがフルに性能を発揮できているか確認できます。もし、バッテリーが原因で性能を落としているのであれば、すぐに新しいバッテリーへ交換することをお勧めします。
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画面が浮いてきた、iPhoneが熱くなる
リチウムイオンバッテリーは充放電時の化学反応で微量なガスが発生し、バッテリーが膨張してくることがあります。昔の携帯電話の電池がよく膨らんでいたと記憶している人は多いのではないでしょうか。最近のスマートフォンに採用されているリチウムポリマー電池(リチウムイオンバッテリーの一種)は、ガスが発生しにくくなっており、通常使用において膨張してくることは少なくなっています。それでもたまに画面が下から押し上げられて浮いてしまうくらいにバッテリーが膨張したiPhoneを目にします。これはほとんどの場合、衝撃などで電池のセル内が破損してショートを起こしています。内部ショートすると膨張が加速し、発熱を伴うことがありますし、そのまま放置すると発火や爆発する危険もあります。 iCrackedでは膨張がひどく、発熱を伴っているバッテリーについては、取り外し時に発火してiPhone本体を破損してしまう可能性が高まるため、バッテリー交換をお断りする場合がございます。僅かであっても画面の浮きや、バッテリー周辺の発熱を感じたら、早めにiCrackedまでお持ちください。
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